私のパソコン雑記帖 |
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縦書きウェブカテゴリー: PC一般 ウェブ上では横書きが一般的ですが、縦書きのあじわいが欲しいこともあります。電子書籍などはその典型ですが、私の場合、古文書の解読文をウェブで扱いたい要望があった時に特にその必要を感じました。 古文書の解読文は、左側に寄せるレ点など漢文の要素と右側に寄せる文字要素を含みますから複雑です。以前LaTeX 古文書エディタというページを公開していましたが、ややこし過ぎたきらいがありました。加えて古文書の書起し文をウェブで扱いたいというようなニーズには必ずしも適切でなく、改めて方法を探ることになりました。 縦書きを実現する JavaScript次の3点が見つかりました。竹取 JS H2V JS Nehan JS 縦書き実装例縦書き実装例 ⇒ 下図のような表示になります。 上記「縦書き実装例」から容易にソースコードを入手できます。以下すこし補足します。 JavaScript の設置竹取サイトからスクリプトをダウンロード・解凍します。taketori.js と taketori.css が入った taketori_js というフォールダ得られます。これを任意の場所にアップロードします。 ウェブページでの指定<header></header>間に次の記述をします。 <script type="text/javascript" src="./taketori_js/taketori.js" charset="UTF-8"></script> 最初は実行ファイル takegai.js へのパス。次は各設定項目、ほぼ自明ですが、竹取サイトの解説参照。大事なのが element の指定(ここでは tate)、本文で縦書きしたい箇所に id="tate" を指定することで、縦書きが実現します。element はカンマで区切って複数指定できます。 縦書き構文次のように本文 div に id="tate" を指定しています。 <body> ここで本文 div の幅が 520px になっていることについて。ヘッダーもフッターも幅 800px にしていますから、本文も幅 800px にして縦書き文書を中央配置したいのですが、それが出来ません、全部右寄せになってしまいます。ページ幅全体にわたる文書の場合は問題ありませんが、文章の幅がそこまで及ばない時に中央配置が出来ないのは、縦書き JavaSceipt に共通の課題のように思います。実際は本文 div の幅を文章量に合わせて調整して、その div を中央配置する手段をとっています。仮に調整した幅が足りないときは下にスクロールバーが表示され左右に移動できるので、余り厳密に考える必要はないと思います。 色々な文章様式縦書き実装例に使われている様式を説明します。 古文書を扱うときのフォントは serif(明朝系)が望ましいと思います。漢数字の「二」とカタカナの「ニ」、漢数字の「八」とカタカナの「ハ」など sans-serif(ゴシック系)では判別しにくいことがあります。
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